大阪市中央区のマンションの一室で10月、男性が死亡しているのが見つかった事件で、大阪府警は6日、事件を通報した住居不詳の会社員、金歓喜(きんかんき)容疑者(65)を殺人容疑で再逮捕し、発表した。黙秘しているという。
府警は、死亡したのはこの部屋に住むコンピューター関連会社長の八ツ田(やつだ)和夫さん(当時67)とみているが、身元は確定できていない。金容疑者は八ツ田さんとみられる男性にけがを負わせたとして、傷害容疑で逮捕、起訴されていた。
捜査1課によると、再逮捕容疑は9月29日昼ごろ、大阪市中央区北久宝寺町1丁目のマンションで、八ツ田さんとみられる男性の頭や肩を工具のようなもので殴り、出血性ショックで死亡させたというもの。金容疑者は八ツ田さんと40年来の知人関係という。
金容疑者が10月2日午前11時ごろ、「2日前から連絡が取れない会社の人間を心配して訪れたところ、ベッド上で亡くなっている」と119番通報していた。現場が八ツ田さんの住居兼事務所だったことなどから、府警は遺体は八ツ田さんのものとみている。
府警は10月、八ツ田さんとみられる男性の顔を殴るなどしてけがをさせたなどとして金容疑者を傷害容疑で逮捕し、その後、別の傷害容疑で書類送検した。大阪地検は11月までに傷害と暴行罪で起訴した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル